Q1. 生き抜く価値とは? この疑問を解くには、万物の進化を、地球時間で観ればいい。環境に適応すべく、日々強さを磨き、この世の益となって、子孫を残すことが生き抜く価値であり、そこに生きる喜びを見出す知恵をもつのが、人である。
自然神(自然の摂理)は、この世の万物に対し、「強くなれ! この世の益となれ! そして子孫を残せ!」と言ってます。土も、水も、目に見えぬ気体も、この世の益となるため、その役割を果たし、時に姿を変えて、新たな力を次世代に継承しています。
人の誕生においても、一億以上の精子が過酷なレースを経て、もっとも力強い、生命力あふれた精子だけが、漸く卵子と合体できます。この世に生を享けた時点から、また新たな強さを磨き、この世での役割を担い、遺伝子(細胞)を進化させ、次世代へと繋げています。
言い換えれば、自然の摂理に従い、この世での益(役割)を成し遂げるには、さらに力強い生命力を得て(自分磨きして)ゆかねばなりません。
Q2. では、生命力とは? 生命力とは、生きる肉体の力であり、その根底にある魂(精神)の力であると、皆さんも実感いただけると思います。魂の力を鍛えるには、何事も諦めずに、そして誤魔化さずに、とことん貫く粘り強さを、実践で培うことだと思います。
※1.道徳(仁)は、種族の維持存続(共生)のための、補完的観念(義)とも言え、この共生のために、思いやる心(愛)を持ち続けることが、必要となるワケです。
※2.「必要悪」や「反面教師」なども含め、「この世の益」と言える。ベトナム戦争で「枯れ葉剤」が使用され、悲惨な結果を招いた反省がなければ、化学兵器に対する国際的な非難の声は、現在のように高まってないかもしれない。