≪名古屋のクライエントさんへのメール≫ おはよっ! ちょっと長文ですが、読んでお試しください。脳を活性化する「前屈運動」という方法です。もちろん全身の機能もよくなります。誰にでもできる簡単な方法ですから安心ください。
前屈運動は、以下の動きを、約1分間、できれば1日10回以上してください。インターネットが見れるなら Youtube 動画 前屈運動で検索できます。前屈運動は、上半身を前方に、さらに下方に曲げる、ストレッチ運動です。
両腕もダラーッと下げて、ゆったりと呼吸しながら、上半身の重みによって背筋、太股、脹脛を、徐々に引き伸ば/牽引してゆく、ストレッチングです。時折り、両脚を小刻みに、プルプル震わせつつ徐々に引き伸ばされてゆく、その心地よさを感じながら、無理せず行ないます。
なお、前屈運動を終え、上半身を起こす時は、膝を曲げ、尻餅をつくように、腰を深く沈めてから、ゆっくりと上半身を起こし、もとの姿勢に戻します。上半身を前方に曲げたまま起き上がると、反って腰を痛めてしまいます。
もう一つ別の方法は、息を吐きながら、ゆったりと上半身を前方に、さらに下方に曲げてゆき、前屈姿勢になった直後、すぐ滑らかな速さで折り返し、膝を曲げ、尻餅をつくように腰を深く沈め、逆式呼吸で腹部を縮せながら、胸を膨らませつつ、ゆっくりともとの姿勢へと、上半身を起こしてゆきます。
この後者の方法を、上手くできるようになると、発熱効果はさらに高まります。上手に行なうコツは、ゆっくりと膝を曲げ、またゆっくりと膝を伸ばしてゆく、この膝の動きだけに、ひたすら意識を傾け、その膝の動きに、自然に呼吸を(呼吸の動きを意識せずに)あわせられるようになることです。
前屈運動が、なぜ脳を元気にするか?については、以下のとおりです。体の中で、もっとも気血の通りにくい部位が、頸部(首の付け根)です。人は、重力の影響を受け、心臓から上は血の巡りが悪く、常に貧血状態です。例えば、調理などしていて、手を少し切ったとき、手を肩より上に上げておけば、しばらくすると血は止まります。
日頃から、人は意識的に、心臓から上への血の巡りをよくしておかないと、どんどん頭部の機能は衰え、老化速度が速まってしまいます。人の老化は、心臓より上部から始まります。首・肩・背中のコリはもちろん、目・鼻・口・耳、脳の機能は速く低下します。
それは、重力の影響によって、足先から戻ろうとする血液は上昇しにくくなり、骨も、肉も、内臓も、常に圧迫され続けているからです。脳・脊椎・内臓の働きを活発にし、薄毛、肩こり、脳卒中、認知症予防、そして抗うつ剤の代替策など、全身の機能を促進させ、肌年齢までも若返らせます。
背骨の牽引効果もあって、神経の働きがよくなるので、頚椎症や腰痛対策にも、さらには手足の痺れや50肩、弛んだポッコリお腹を引き締めるのにも最適です。脳トレも必要ですが、その前に脳へしっかり血を巡らす習慣が基本(優先)です。少しずつでいいから、無理せず続けてみてください。
必ず元気になれます! 名古屋まで行く段取りつけたら、またメールします。必ず元気にしてあげますから安心ください。健康道場 『気練房(きれんほう)』 より