気沈丹田とは、気を丹田に沈めるという意味で、広辞苑で「丹田」を調べると、次のように記載されています。下腹部の臍の下にあたるところで、ここに力を入れると、健康と勇気を得るといわれる。
また東洋医学(源泉は中医学)では、下腹部(臍下)を 下丹田 と呼び、生命力の源だと考えられています。スポーツや武道においても、重心を低くすることが多く、例えば、相撲・柔道・空手道など、あるいは、生活するうえでも、このような事例をよく耳にします。
気沈丹田の行為は、目的は異なりますが、結果として、重心を低くすることに繋がります。例えば、バイクで走行中、急に目の前に障害物が現れると、驚いて不安定になることがあり、ビックリすると気は上がるので、瞬時に気を沈め重心を低くすれば、危険を回避できます。因みにバイクは、上半身の傾きでカーブするのではなく、下半身の体重移動でおこないます。
それから柔道では、素早く重心を低くするための、抜重といった防御法を用いますが、瞬時に気を沈める習慣をつけるには、有効な練習方法だといえます。挫折することのない、粘り強さや持続力を養い、落着きある生活リズムを得るためには、ゆったりと、気沈丹田ができるように、腹力呼吸法を組合わせる事が有効です。
トイレの便座に腰かけ、気沈丹田呼吸をすると、残余感なくスッキリと排便できます。どうぞ気功習得DVD基礎編 活力UP! 必須 体感気功法 をお試しくださいませ!