ある日、TVを見てたら、本能(先天的な能力)とされる身体機能も、観察したり、経験したりして…、何らかの手本を学習してないと発達できないと、お茶の水大学の先生が言ってみえました。
親や人と全く関わりなく、乳児期を過ごした子は、本能として発達すべき、乳歯さえも形成されずに、いつまで経っても生えてこなかった…、そんな事例があるそうです。
知性や行動等が、後天的な学習によって発達することは、よく知られていますが、先天的な機能である本能までも、外的な影響(学習過程)を受け、形成しているとなると…、これは一般常識をくつがえすほどの驚きです。
気功でお伝えしたい重要なポイントが、このことなんです。走ったり、体操したり、運動するワケでもなく、身動きせずに、ただひたすら気功していると、汗がにじむほどに、深部から体温は上昇し、血行・分泌・代謝が促進されてゆくのは、なぜなのか?
通常2~3%しか使われていないとされる、脳機能の本能をつかさどる部位(古皮質)が、気功で活性化する現象は、脳が発達している証ではないかと、そんな研究がされてるそうです。
呼吸も、自然動作も、心の状態も学習をすれば、より良く発達してくれる脳機能であるのなら、本能だからと、手をこまねいて放っておかずに、気功で活性化してみては、如何でしょうか?